(HobNote)GTK+/Gladeの使い方

GTK+/Gladeの使い方

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gladeを利用したGTK+2のアプリ作成時のTipsを以下に記す。
GTK+2に対応するgladeのバージョンは、2.0.1以降となる。

Contents

gladeの起動と新規projectの作成

Widgetとその関数

Projectの新規作成と保存

ボタンの配置例とビルド->実行ファイルの生成

終了ボタン

windowのサイズ

日本語のメインメニュー(お試し)

全体としての日本語表示化(po)と配布パッケージを生成するまで

アイコン、画像の表示

ボタンの振る舞いで他のWidgetの制御する記述

ComboBoxの初期表示の設定

Dialogの表示とクローズ

Labelの色とサイズ(マークアップ付き記述)

GtkTreeViewを使ってエクセルみたいな表を作る

gladeの起動と新規projectの作成

gladeの起動は、コマンドラインより

>glade-2 &

で

が表示されるのでメインウィンドウの方にある[新規]ボタンを押すと

が表示される。
gnomeインタフェイスの統一や drag & dropに対応させる必要がない場合は、[GTK+プロジェクト]を選択する。
これによりパレットのボタン等がactiveになる。

でパレットより左上の[ウィンドウ]widgetを選択し新規ウィンドウを表示させ、その上にWidgetを乗せていく。

▲ ▼

Widgetとその関数

下記にWidget名とWidgetを記します。そこから別ページの関数表にJumpします。(工事中)

Widget名	Figure	Widget名	Figure
GtkButton		GtkComboBox
GtkComboBoxEntry		GtkEntry
GtkHBox		GtkLabel
GtkMenuBar		GtkRadioToolButton	on Toolbar on glade palet window
GtkSeparatorToolItem	on Toolbar on glade palet window	GtkSpinButton
GtkTable		GtkToggleToolButton	on Toolbar on glade palet window
GtkToolButton	on Toolbar on glade palet window	GtkToolbar
GtkVBox		GtkWindow

▲ ▼

Projectの新規作成と保存

で新規を選択した後、すぐに保存を押してProjectディレクトリの作成をするのが正しいのかもしれないけれど
気分的に1つwindowを出してから保存をするほうが見なれているので

まず、[パレット]DialogのWidgetのGTK+基本ウィジットより[ウインドウ]を選択すると

が表示される

ここで

の[保存]を選択すると

が表示されるので、[プロジェクトのフォルダ]の[参照]を押すと

が表示されるので、希望するディレクトリを選んだ後、
[名前]のところにプロジェクト名を入力して[OK]を押すと
※この場合”sample_new”と入力

のように各項にプロジェクト名が反映されて表示されるので
[OK]を押すとsample_newproject directoyを作成し
その下に必要なファイルを配置してくれる

今回の場合、


./sample_new/
|-- sample_new.glade
`-- sample_new.gladep

ができる

▲ ▼

ボタンの配置例とビルド->実行ファイルの生成

Windowの上にラベルとボタンを配置したものの例と実行ファイルの生成までの手順は、以下のようになる

(1)

最初のWindow

(2)

垂直ボックスを配置

(3)

水平ボックスを垂直ボックスの一番下に配置

(4)

ラベルを垂直ボックスの真ん中に配置
Label1のブロパティダイアログの
ウィジットpageで以下に変更

ラベル:	Hello Glade2
行端揃え:	Center
幅:	200
高さ:	40

(5)

垂直ボックスの一番下,水平ボックスの
右側にボタンを配置

名前:	exit_bitton
ラベル:	exit
境界の線:	4
幅:	100
高さ:	40

ここで再度[保存]してから[ビルド]するとprojectディレクトリには、


./sample_new/
|-- AUTHORS
|-- ChangeLog
|-- Makefile.am
|-- NEWS
|-- README
|-- autogen.sh
|-- configure.in
|-- po
|   |-- ChangeLog
|   `-- POTFILES.in
|-- sample_new.glade
|-- sample_new.glade.bak
|-- sample_new.gladep
|-- sample_new.gladep.bak
|-- src
|   |-- Makefile.am
|   |-- callbacks.c
|   |-- callbacks.h
|   |-- interface.c
|   |-- interface.h
|   |-- main.c
|   |-- support.c
|   `-- support.h
`-- stamp-h.in

ができる
そこでコンソール端末よりsample_newのディレクトリに行き

>./autogen.sh

とするとErrorがなければ自動的にmakeファイルを生成してくれて
./autogen.shの最後に "Now type `make' to compile."と表示されるのでmakeと入力
ディレクトリの中を見ると


 ./sample_new/
|-- AUTHORS
|-- COPYING -> /usr/share/automake-1.9/COPYING
|-- ChangeLog
|-- INSTALL -> /usr/share/automake-1.9/INSTALL
|-- Makefile
|-- Makefile.am
|-- Makefile.in
|-- NEWS
|-- README
|-- aclocal.m4
|-- autogen.sh
|-- autom4te.cache
|   |-- output.0
|   |-- output.1
|   |-- requests
|   |-- traces.0
|   `-- traces.1
|-- config.h
|-- config.h.in
|-- config.log
|-- config.status
|-- configure
|-- configure.in
|-- depcomp -> /usr/share/automake-1.9/depcomp
|-- install-sh -> /usr/share/automake-1.9/install-sh
|-- missing -> /usr/share/automake-1.9/missing
|-- mkinstalldirs
|-- po
|   |-- ChangeLog
|   |-- Makefile
|   |-- Makefile.in
|   |-- Makefile.in.in
|   |-- POTFILES
|   `-- POTFILES.in
|-- sample_new.glade
|-- sample_new.glade.bak
|-- sample_new.gladep
|-- sample_new.gladep.bak
|-- src
|   |-- Makefile
|   |-- Makefile.am
|   |-- Makefile.in
|   |-- callbacks.c
|   |-- callbacks.h
|   |-- callbacks.o
|   |-- interface.c
|   |-- interface.h
|   |-- interface.o
|   |-- main.c
|   |-- main.o
|   |-- sample_new
|   |-- support.c
|   |-- support.h
|   `-- support.o
|-- stamp-h.in
`-- stamp-h1

srcディレクトリの下にsample_newという実行ファイルができる
コマンドラインより./src/sample_new と入力すると

が表れる
このときbuttonのイベント等の終了させるための処理記述をしていないのでwindowの[×]を押して
windowを閉じたのちコマンドラインからCTRL-Cを入力するとコマンド入力が復帰する

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